つるぎみょうじんのいけ
剣明神の池
国内
場所・異界
- どんな話か
- 剣明神の前の池で魚を捕れば必ず病むとされ、網を入れた漁師が高熱で命を落としたと伝わる。
- 細部
- 社の前に広がる池は神域とみなされ、そこに棲む魚に手を出した者は例外なく病に倒れると言い伝えられていた。ある漁師がこの禁を軽んじて網を打ち、思うままに多くの魚を得たが、間もなく激しい熱に苦しみはじめ、一週間ほどで亡くなったという。神の領分と人の生業の境を越えたことへの報いとして語られており、漁を生業とする土地ならではの戒めの形をとっている。池の魚を獲らないという習わしを、実際に起きた不幸として裏づける役割を負った話である。
- 広まり方
- 1933年の『民俗学』所収、太刀川総司郎「三浦三崎の『でつと』その他」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県三浦市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ