いじょうにんしん
異常妊娠
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 知らぬ間に身ごもり三つの卵を産んだという三兄弟の異常出生譚で、成長した兄弟は大食いとなり、来間島で赤牛と闘ったと伝わる。
- 細部
- 来間島のヤーマス・ウガンという拝所の由来として語られる話で、ある女がいつの間にか身ごもり、卵を三つ産み落としたという異常な出生から始まる。卵から生まれた三人兄弟は育つにつれて並外れた食欲を見せるようになり、やがて来間島で暴れる牡の赤牛と組み合って争った。兄弟は組み伏せた牛から、かつて来間島が無人となった経緯を聞き出し、そのお返しとしてヤーマス・ウガンを再興することを約束する。さらに、以前さらわれていた老婆の娘を連れ戻して長男の嫁とし、その娘から生まれた娘たちをそれぞれ次男・三男の嫁に迎えたという。
- 広まり方
- 1986年の『国立民族学博物館研究報告別冊』所収、松井健「儀礼と口承伝承-宮古群島来間島の事例を中心に-」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県宮古島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ