いじん
異人
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 飢饉の折、米を断られた異人が呪文を唱えると俵が次々と宙を飛び、船主はついに折れたという。
- 細部
- 凶作が続いて人々が食う物にも事欠いていた頃、どこからともなく一人の異人が現れ、沖を行く船へ米を分けてほしいと願い出た。船の側はこれをはねつけたが、異人が呪文を唱え始めると、積まれた米俵が次々に宙へ舞い上がって飛び去っていった。目の前の異変に船主も抗しきれず、最後には要求を受け入れた。神が人に祭祀を求めて示す徴の一例として、船咎めの類話とともに語られている。
- 広まり方
- 1940年の『旅と伝説』所収、丸山角治「船咎めの神-人間に祭りを覔める神々の啓示-」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県東温市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ