なかのとのかなけだけでるいど
中能登の鉄気だけ出る井戸
国内
場所・異界
- どんな話か
- かつて弘法大師が水を求めたのに応じなかった村では、その報いで井戸を掘っても鉄気を含む水しか出ないと伝わる。
- 細部
- 中能登町のある村には、諸国を巡っていた弘法大師が喉を潤す水を求めて立ち寄った際、村人がこれを断ったという言い伝えが残る。大師は無礼を怒って土地の水脈に封をしたとされ、以来この村ではどれほど深く井戸を掘っても清らかな水は得られず、鉄分を含んだ赤茶けた水しか湧かないのだという。弘法大師にまつわる巡錫伝説の一種で、村の水事情の悪さを説明する由来譚として語られてきた。
- 広まり方
- 1930年の『旅と伝説』に掲載された、村松春水「井の無い村」に記録がある。
- 地域
- 石川県中能登町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ