からつしのいどにのこるおんなのなきごえ
唐津市の井戸に残る女の泣き声
国内
場所・異界
- どんな話か
- 茶碗を割ったことを咎められた女中が裏山の井戸へ身を投げ、雨降りの晩に泣く女の声が聞こえてくるとされる。
- 細部
- 唐津市鎮西町のある家に伝わる話である。その家に奉公していた女中が、十個揃いの茶碗のうち一つを割ってしまい、厳しく叱られたことを苦にして、裏山にあった井戸に身を投げてしまったという。それ以来、雨の降る夜になると、その井戸から女の泣き声が聞こえてくると言われるようになった。ささいな不注意が思いがけない悲劇を招き、その悲しみが井戸に残り続けているのだと、家の者たちの間で語り継がれている。
- 広まり方
- 1968年の『民俗採訪』に掲載された國學院大學民俗学研究会の報告「佐賀県東松浦郡鎮西町打上」に記録がある。
- 地域
- 佐賀県唐津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ