ちとんおしょうのほうりき
智頓和尚の法力
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 好間村の智頓和尚は唐の金山寺の火事を察知して雨を降らせて消し止め、後に涅槃像で礼をされたという。
- 細部
- 好間村字大館の長奥村には智頓和尚という当時屈指の高僧がいた。あるとき和尚が突然、唐の金山寺が火事だから早く消さなければならないと言い出し、寺の下男へ庭の石へ水をかけるよう言いつけた。すると空が急にかき曇り、大雨が降り出したという。この雨音は和尚の耳には「チドンチドン」と聞こえたと伝わる。後日、金山寺から礼だとして涅槃像が送られてきたといい、遠く離れた寺の火災を法力で鎮めたという奇跡譚である。
- 広まり方
- 1929年刊『旅と伝説』所収、恒田五百次の「白米城の話其他」に記録がある。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ