ほうどうせんにん
法道仙人
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 法道仙人には、投げた松が今も残る話や、鞭で突いて涸れない泉を湧かせた話、米俵がひとりでに空を飛んだ話などが伝わっている。
- 細部
- 法道仙人が清水山から馬に乗って法花山へやってきたとき、道すじの松の木を引き抜いて放り投げたといい、その松は今もなお同じ場所に横たわったままだと伝えられている。山への入り口である法花山の西側から中へ進んだ際には、手にしていた鞭の先で岩を突いたところ、そこから水がほとばしり出て、どれほどの日照りでも涸れることのない泉になったという。このほかにも、玄米を運んでいた船の船頭が、米を乞いに来た仙人の鉄鉢に何も入れずに追い返したところ、積み荷の米俵がひとりでに法花山へ向けてすべて飛んでいってしまった話が伝わる。驚いた船頭が謝ったところ、米俵はふたたび船へ戻されたが、そのうちの一俵だけは道の途中で落ちてしまい、その地が後に米田村と呼ばれる由来になったと語り継がれている。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』に掲載された、栗山一夫「峡の里の話」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県加西市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ