ほうそうばば
疱瘡婆
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 天然痘の流行時に墓を暴いて死者の亡骸を食らったとされる、疫病を体現した老婆の怪異。
- 細部
- 江戸後期の文化年間、宮城県の七ヶ浜村で天然痘が流行した際、幾つもの墓が暴かれ亡骸が奪われる事件が相次いだ。村の名主の三人の子が病死した際、巨石で墓を封じ鉄砲を持つ猟師に見張らせたところ、掘り返す音とともに何かが木々をなぎ倒して逃げ去ったという。数年後、町でその方角を見た老婆が卒倒し、理由を語らなかったと伝わる。
- 広まり方
- 国学者・田辺希文の記録『奥州波奈志』を通じて伝わり、天然痘という疫病への恐怖を人の姿の怪異に仮託した話として紹介されている。
- 地域
- 宮城県(旧・大須七ヶ浜村)
- 年代
- 文化年間(1804年〜1817年ごろ)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ