ひつがもり
櫃ヶ森
国内
場所・異界
- どんな話か
- 二迫平野の櫃ヶ森と大土森が石を投げ合い、命中を受けた櫃ヶ森は頂上を失って平らになり、中ノ森が仲裁したという山の合戦譚。
- 細部
- 二迫平野の西側には三つの山が並んでいる。中央に中ノ森があり、その右手にあるのが頂上の丸くない平らな山容の櫃ヶ森、左手にあるのが三山のうちもっとも高くとがった頂を持つ大土森である。むかし、この両側の山どうしが石を投げ合う合戦をしたことがあったという。大土森が投げた石は次々と命中したのに対し、櫃ヶ森が投げた石はどれも届かなかった。命中を重ねるうちに櫃ヶ森の頂上は吹き飛ばされてしまい、それでいまのような平たい姿になったのだと伝えられる。争いを収めたのは間に立った中ノ森で、両者を仲直りさせたのだという。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』伝説・山の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県栗原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ