いせはらのちょうめんをやくひとつめこぞう
伊勢原の帳面を焼く一つ目小僧
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 家々を巡って悪事を書き留め道祖神へ告げる存在で、正月の火祭りでその帳面を焼いた。
- 細部
- この地では一つ目小僧が家を一軒ずつ回り、住人の行いを調べて道祖神に伝えるとされた。悪事の記録は帳面の形で残るため、村ではこれを消し去る手立てが要る。正月十四日には仮屋に神酒を供えて小僧を誘い入れ、そこへ火を放って帳面ごと焼いてしまうという。厄を招く記録を火で処分する仕組みが、小正月の火祭りと結び付いて説明されている。取り締まる側の存在と、それを出し抜く村の作法が一組になって伝わっている点が興味深い。
- 広まり方
- 2002年の『民具マンスリー』所収、入江英弥「行事由来伝説『一つ目小僧と道祖神』の形成-目籠・事八日・斎日-」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県伊勢原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ