ひととりぶち
人取り淵
国内
場所・異界
- どんな話か
- 洪水で流された橋を架け直すため少女が人柱にされ、人取り淵と呼ばれるようになった話。
- 細部
- 早川町奈良田の居平と対岸の塩島を結ぶ場所には橋が架かっているが、孝謙帝が行幸した当時はまだ丸木橋であったという。あるとき洪水でこの丸木橋が流されてしまい、帝が水勢の鎮まることを祈ると、やがて濁流の中に一本の櫛が現れた。村人が氏神である八幡宮に伺いを立てたところ、その櫛の持ち主が水に入れば橋が架かるであろうとのお告げが下った。持ち主である少女が人柱として差し出されたことから、この淵は人取り淵と呼ばれるようになったと伝えられる。
- 広まり方
- 1989年の『甲斐路』掲載、長沢利明「山梨の孝謙天皇伝説」に記されている。
- 地域
- 山梨県早川町
- 年代
- 奈良時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ