ひとにさわる
人にサワル
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 人に障ると噂された老女の家を覗くと、壷の中で鼠の子めいたものが養われており犬神だとされた。
- 細部
- あるところに一人の老女がおり、近所ではこの人が人にサワると言われていた。そこで誰かが面と向かって、あなたが障ると病気になるのだと告げたところ、それ以来ぴたりと障ることがなくなったという。後日、近所の者がその家をこっそり覗いてみると、壷の中に小さな鼠の子のようなものが何匹も入れられており、老女はどこへも行くなと声をかけながら餌を与えていた。これこそが犬神なのだと語られている。憑きものを飼う家という噂話の、具体的な目撃談の形をとった一例である。
- 広まり方
- 1986年の『民俗採訪』に載る国学院大学民俗学研究会「愛媛県喜多郡河辺村」の報告による。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ