くえごしのひとばしら
崩越の人柱
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 小豆を盗んだ娘が橋の人柱に立てられ、以来その場所で泣き声が聞こえるという。
- 細部
- 崩越に貧しい父と娘が暮らしていた。村では祭の日に赤飯を炊く決まりだったが、この家には小豆がない。思い詰めた娘は庄屋の家から小豆を持ち出してしまう。翌日それが露見すると、娘は橋を無事に架けるための人柱として生き埋めにされた。以後その場所からは、埋められた娘の泣く声が聞こえると言い伝えられている。貧しさゆえの小さな盗みが命と引き換えにされるという不均衡が、そのまま怪異の理由になっている。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編「口頭伝承」第二章の伝説、橋の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県王滝村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ