しろいしのひたちぼうかいそんちょうじゅ
白石の常陸坊海尊長寿
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 元禄6年に没したとされる超長寿の老人は、甲州流の秘伝や過去の暦の誤りまで知り、常陸坊海尊だと信じられた。
- 細部
- 白石町にあった阿子島屋という古い呉服屋には、常識では測れないほどの長寿を保った一人の老人がいた。甲州流の秘伝とされる戦場沓の作り方を知っていたばかりか、元禄三年に百七歳で没した天鑑和尚が十五、六歳だった頃にはすでに老人としてその和尚に経を教えていたといい、家康の時代には既に暦の誤りが指摘されていたことまで知っていたとされる。元禄五年に火事が起きた際には、呪文を唱えて水を呼び寄せ、これを鎮めたとも語られている。元禄六年に没したとされるこの老人こそ、義経に従っていながら最期を見届けずに姿を消したという常陸坊海尊その人だと、土地では固く信じられている。
- 広まり方
- 1931年刊『旅と伝説』所収、藤原相之助「奥州の仙人伝説―枸杞に関する仙話―」に記録がある。
- 地域
- 宮城県白石市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ