ひしのむらのななふしぎ
菱野村の七不思議
国内
場所・異界
- どんな話か
- 菱野の名所七つを短歌に詠み込んで覚え伝えた、土地ぐるみの不思議尽くしである。
- 細部
- 菱野の村には、七つの不思議を短歌の形にまとめて唱える伝えがある。暗い夜を貫いて見えたという矢留の城のかがり火、崩れそうな岩室で誰かが仏を祀ったといい音羽良源坊が籠もったとされる穴、問いかけると答えを返すので石にも魂があるかと疑われた石、屏風のような岩に立つ三尺の萩、神代の昔に神が造ったかと思わせる岩舟に似た石、八重の霧でも隠しきれない長峯山の紅葉、そして仏の影が映るほど澄んだ薬師湯が並ぶ。湯は弘法大師の開湯と伝え、源頼朝も湯治に訪れたという。
- 広まり方
- 1987年刊『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』の口頭伝承、その他の伝説の項(細川修・松本清人)に短歌とともに収められている。
- 地域
- 長野県小諸市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ