たろうやまのひとつび
太郎山のヒトツビ
国内
場所・異界
- どんな話か
- 天候の変わり目の夜に太郎山の中腹へ決まって現れた火の玉を、ヒトツビと呼んだ。
- 細部
- 太郎山の中腹では、天気が崩れる前や変わり目にあたる夜、必ずのようにヒノタマが現れたという。土地ではこれを太郎山のヒトツビと呼び、単なる偶然ではなく決まって出るものとして扱っていた。天候との対応が語られている点が特徴で、怪火を恐れるだけでなく、空模様を読む手がかりとして受け取っていた様子がうかがえる。目撃の詳細や由来は語られず、現象と呼び名だけが残されている。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』の民俗知識、俗信の妖怪の項(小林寛二・巻山圭一)に記録がある。
- 地域
- 長野県上田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ