こざくらひめ
小桜姫
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 落城の際にアイノ山で自害した小桜姫の霊は火の玉となり、雨の夜に冨貴城跡へ飛んでいくと伝わる。
- 細部
- 冨貴城の城主であった戸田孫右衛門に仕えた小桜姫は、その内室、あるいは側室であったとも伝えられる女性である。城が落ちる際、姫はアイノ山で自ら命を絶ったという。人々はその場所に塚を築いて弔ったが、その後、雨の降る夜になると火の玉が冨貴城の跡地へ向かって飛んでいく姿が見られるようになった。これは姫の魂が主君に会いに向かっているのだと語り伝えられている。今ではこの地に小桜神社が建てられ、恋愛成就や婦人病平癒に霊験があるとされ、境内に生える七草を煎じて飲めばあらゆる病に効くともいわれている。
- 広まり方
- 1996年刊行の『みなみ』所収、武豊町誌編さん委員会編「小桜姫」に記録がある。
- 地域
- 愛知県武豊町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ