おおずのよぞらでわかれるひのたま
大洲の夜空で分かれる火の玉
国内
場所・異界
- どんな話か
- 人の死んだ後によく見えるといわれ、夜更けに山手へ飛んだり途中で二つに分かれたりする。
- 細部
- 河辺では火の玉の目撃がいくつも語られている。人が亡くなったあとの時期にはよく見かけるものだといい、死と結び付けて受け止められてきた。夜の十時ごろ、山のほうへ向かって飛んでいくのを見たという者がいる。また、祠のある林から下手へ向かって流れていき、飛んだ先で二つに分かれたという話も伝わる。飛ぶ方向や分裂といった細かな動きが具体的に語られる一方で、その正体については踏み込まず、見た事実だけが積み重なっている点に特徴がある。
- 広まり方
- 1986年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会による愛媛県喜多郡河辺村の報告に記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ