いなのやまのひのたま
伊那の山の火の玉
国内
場所・異界
- どんな話か
- 高遠町域の山に浮かぶと語られた、正体の知れない光の玉。
- 細部
- 山に現れるものを尋ねた俗信の聞き書きに、この名が挙げられている。夜の山中で見える説明のつかない灯を指す言い方で、同じ調査に載る狐火とは別項として採られている点が興味深い。狐の仕業と断じずに、火そのものとして名を与える言い方が併存していたことになる。姿を伴わない光の目撃は各地で報告されるが、伊那でも山の異常を語るための語彙の一つとして定着していたことが分かる。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の俗信、山に出る妖怪の項による。
- 地域
- 長野県伊那市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ