ひのあめつか
ヒノアメ塚
国内
場所・異界
- どんな話か
- 茂田井の村境にある塚で、火の雨から逃れた避難所とも、血の雨が降った若殿の墓ともいう。
- 細部
- 村の境に築かれた塚には、名の読みをめぐって二通りの説明が並んでいる。ひとつは、遠い昔に空から火の雨が降り注いだとき、人々がここへ身を隠して難を逃れたというもの。もうひとつは、字を血の雨塚と解し、若い殿様が世を去った際に人々の嘆きがあまりに深く、雨が血の色になったと語るもので、塚はその若殿を葬った場所だとされる。天変を語る話と貴人の死を語る話が、同じ塚をめぐって重なり合っている。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第12編、細川修と松本清人による塚の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県佐久市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ