ひめ
姫
国内
場所・異界
- どんな話か
- 水を汲みに行くと必ず先に汲まれていた不思議から、山の神の使いである姫の姿を見たとする坂の由来譚。
- 細部
- 富士吉田市に伝わる話。昔、ある百姓がどんなに朝早く水を汲みに行っても、すでに誰かが汲んだあとのように水が減っていることに気づいた。不審に思って水のしたたる跡をたどっていくと、古屋の山の麓のあたりで見失ってしまう。そこで宵のうちから待ち構えていると、お姫様の姿が現れて水を汲み、そのまま古屋の山の神の方角へ消えていったという。それ以来お姫様の姿は見られなくなり、やがて池の水も自然に涸れて、今では坂だけが残っている。この出来事が御姫坂という名の由来になったと語られている。
- 広まり方
- 1989年刊行の『日本民俗学』所収、山田厳子「水と女の世間話―お姫坂の怪をめぐって―」に記録されている。
- 地域
- 山梨県富士吉田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ