ひかるやま
光る山
国内
場所・異界
- どんな話か
- 旅の僧が上野へ向かう途中に目撃したという、夜ごと光を放った山の伝説。
- 細部
- 円仁が上野へ赴く道すがら、山が光っているのを認めた。伝教大師と同道していたとする語り口もある。帰路に立ち寄って霊木を探すと、幹の光る大木が見つかったので、そこから三体の仏像を刻もうとした。ところが三体目に取りかかったところで木が熱を帯び、血が流れ出したため彫るのを中断した。削りくずには法華経を書き写して埋め、彫り上げた観音は岩屋堂を建てて安置し、僧は去っていったという。山の発光が霊木の発見に結び付く型の話である。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承編、観音の伝説として記録されている。
- 地域
- 長野県伊那市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ