ひかり
光
国内
場所・異界
- どんな話か
- 平岩の稲荷社の脇にある灯籠のあたりに昔光が現れたのがきっかけで社が祀られ、拝むと失せ物が見つかると伝わる。
- 細部
- 雲南市の平岩地区では新暦4月9日と9月9日を祭日として稲荷が祀られている。稲荷を祀るこの組の西側、迫と呼ばれる一帯にも、もうひとつ別の稲荷様の社が建っており、その左手には灯籠が据えられている。その灯籠を目がけるように、かつて正体不明の光がひらめいたことがあり、村の人々はこれを稲荷が「自分を拝んでほしい」と示しているのだと受け止めて、社を建てて祀るようになったという。以来この稲荷様は、なくし物をしたときに拝むとよく見つかる霊験があるといわれ、暮らしの中で頼りにされてきた。光という不思議な現象が、信仰の始まりとして語り継がれている点が特徴的である。
- 広まり方
- 国学院大学民俗学研究会が1984年に行った民俗採訪『島根県飯石郡掛合町旧掛合村』の聞き取りで、平岩地区の稲荷の由来として記録された。
- 地域
- 島根県雲南市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ