やつしろのひのくにをうんだとおび
八代の火国を生んだ遠火
国内
場所・異界
- どんな話か
- 夜の海で岸を見失った船が遠くの火を頼りに村へ着き、その火の主が分からなかったことから国を火国と呼んだという地名由来譚。
- 細部
- 夜間に船で移動していた一行が、暗闇のなかで岸の位置を見失ってしまった。そのとき遠くにひとつの明かりが見えたため、それを頼りに舟を進めたところ、無事にある村へたどり着くことができた。村に着いてから、誰があの明かりを灯したのかと尋ね回ったが、火を焚いた者は誰ひとり見つからず、人の仕業ではないらしいと分かった。この出来事にちなみ、その一帯の国は火国と名付けられたと伝わっている。
- 広まり方
- 1975年刊『日本随筆大成』第一期に収める尾崎雅嘉『蘿月庵国書漫抄』に、この言い伝えが記されている。
- 地域
- 熊本県八代市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ