おおずのやけなかったこやのひ
大洲の焼けなかった小屋の火
国内
場所・異界
- どんな話か
- 帰り道に数人が小屋へ火を放つのを見たが、翌日確かめると小屋は焼けていなかったという。
- 細部
- 大中山の河本正氏は大正十一年の生まれである。正月に近所の者と二人で親類の家を訪ね、酒を飲んで帰る途中のことだった。竹ノ瀬にある二つめのカーブの向こう側に小屋があり、その周囲で三、四人の人影が小屋に火をつけているのが見えた。ところが翌日あらためて出向いてみると、小屋はまったく焼けていなかったという。目の前で確かに起きたはずの出来事が、あとから現場を検めると跡形もないという型の話で、山道の帰り道という場面も定型に沿っている。
- 広まり方
- 1986年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会による愛媛県喜多郡河辺村の報告に記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ