へんしご
ヘンシ子
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 懐妊月からの数えで予期した性と逆に生まれた子をこう呼び、魚を封じて生涯食を断たせた。
- 細部
- 身ごもった月を起点に数え、旧暦の何月までなら男、何月までなら女と決める見立てがあった。その予測と反対の性で生まれてきた子をヘンシ子という。生まれると家の者はこうのしろという魚を祈祷師のもとへ持参し、封じ込めの手当てを受けさせた。そのうえで、この子は一生を通じて魚を口にしてはならないと定められる。生まれ方そのものが異常とみなされ、食の禁忌という形で生涯にわたる印が付けられる仕組みになっている。
- 広まり方
- 1975年の『あゆみ―玉川町の民俗 愛媛県越智郡―』所収、越智忠男「木地もんの話」に見える。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ