へんどばか
遍土墓
国内
場所・異界
- どんな話か
- 縁組を親族に阻まれて家を出た遍路の女が大雪の谷で死に、続く不幸を鎮めるため地蔵が建てられた。
- 細部
- 百五十年ほど前、玉川町の葛谷に妻を亡くして子と暮らす男がいた。宿を貸した四国遍路の女と夫婦になる約束を交わしたが、女が数日家を空けて戻ると親族の反対にあい、そのまま家を去った。折悪しく大雪の日で、女は雪に足を取られて谷へ落ち、命を落とす。以後この家には不幸が重なったため、亡くなった場所に地蔵を建てて霊を祀った。それを遍土墓と呼んでいる。
- 広まり方
- 1975年刊『あゆみ―玉川町の民俗 愛媛県越智郡―』の「信仰」(森正史監修)に記録がある。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ