へびよせ
蛇寄せ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 長浜から来た太夫が祈祷で石の隙間から蛇を呼び出し、また同じ場所へ戻してみせたという。
- 細部
- 滝本福之氏が父から聞いた、六十年ほど前に実際にあったという出来事である。舞台は大久保家の田だった。長浜から五十歳ほどの太夫がやって来て、その場で蛇を呼び集めてみせると言い出した。祈祷を始め、地蔵様を出してやるから手を触れるなと言い置き、呪文を唱えて掛け声をかけると、カシの木の根元にある石の隙間から蛇が現れた。青大将で、風変わりなものが十四、五匹も出てきたので、居合わせた者は皆で拝んだ。太夫がふたたび掛け声をかけると、蛇は隙間へ戻っていったという。
- 広まり方
- 1986年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会による愛媛県喜多郡河辺村の報告に記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 大正
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ