へびひめさま
蛇姫様
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 密書を託された侍女すがが待ち伏せに斬られ烏蛇となって侍を咬み殺すも密書は奪われ、以後琴姫は蛇姫様と呼ばれるようになった。
- 細部
- 昔、城内に仕えていた琴姫様に、すがという名の娘が女中として使えていた。悪だくみを働く家老の企てを暴くため、琴姫はすがに密書を届けるよう命じる。しかしその道中、すがは待ち伏せていた侍に斬りつけられてしまった。侍が密書の入った文箱を奪おうとしたところ、すがは息絶える間際に烏蛇へと姿を変え、その侍に食らいついて咬み殺した。それでも結局、密書そのものは奪われてしまったという。この一件以来、琴姫様のそばには常に烏蛇が寄り添い守るようになったといい、人々はいつしか琴姫様を蛇姫様と呼ぶようになった。
- 広まり方
- 1983年の『下野民俗』所収、高野福衛「馬頭町松野の昔がたり」に記録がある。
- 地域
- 栃木県那珂川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ