はやりがみさま
はやり神様
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 一迫には天神が憑いて託宣する男性のはやり神様と、子どもの病を祓う女性のはやり神様がおり、頼みごとに応じたという。
- 細部
- 一迫のシズ村には、天神を篤く信仰するうちに神が乗り移るようになったという男性のはやり神様がいた。方角を占ったり、なくし物や神隠しに遭った人の行方を捜したり、病気を治したりする力があるとされ、三度も流産を重ねていた人がこのはやり神様に拝んでもらったところ、31歳にしてようやく男の子を授かったという話も伝わっている。一方、一迫の真坂には女性のはやり神様がおり、子どもが病気にかかると、その子を連れて行って病を追い払ってもらう頼みごとが行われていたという。男女それぞれのはやり神様が、占いや治病、捜索など地域の困りごとを一手に引き受ける存在として頼られていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1974年の『民俗採訪』所収、宮城県栗原郡花山村の調査報告(國學院大學民俗学研究会)に、一迫のシズ村と真坂の2例が記録されている。
- 地域
- 宮城県栗原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ