とめのたなばたにひびくはたおりおと
登米の七夕に響く機織り音
国内
場所・異界
- どんな話か
- 夫の討死を知った奥方が沼に身を投げ、以来七夕の夜には機を織る音が響き凶事を招くという由来。
- 細部
- 西部の北端にある沼のほとりには、沼館という古い城の跡が残っている。この城の主であった西郡新左衛門は、天正十九年に起きた葛西大崎一揆の戦で佐沼城において討死を遂げた。その妻であった錦ノ前は機織りの名手として知られ、村の名として残る錦織もこの妻にちなむと言われている。夫が討死したという知らせを受けた錦ノ前は、館に自ら火をかけたのち沼に身を投げて命を絶ってしまう。それが七月六日のことであったため、以来七夕の晩が巡ってくるたびに、沼の底から機織りらしき音が響いてくるようになり、この音を聞いた者には必ず不幸が及ぶと言い伝えられている。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』の伝説:水の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県登米市
- 年代
- 安土桃山時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ