はたがみさん
ハタ神さん
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 漂着した美しい女性が機織りを広め、死後はハタ神として祀られ、7月7日の縁日に参拝者が集まる。
- 細部
- 佐渡の小立にある運上納の浜辺に、いつのころからか上品な美しい女性を乗せた小舟が流れ着いたと伝わる。世話をしたのは嶋川伊八郎家で、女性は次第に元気を取り戻すと機織りの技を披露するようになり、近隣の娘たちがこぞって教えを請いに通ったという。長い年月ののちに女性が亡くなると、村人は運上納のかたわらに塚を築き、機織りを授けてくれた恩人をハタ神として祀った。命日にあたる7月7日は縁日とされ、小木・羽茂・真野といった離れた土地からも参拝者が訪れ、名前や住所、年齢を記したあさぶのおりじまいを塚に奉納する習わしが続いたという。
- 広まり方
- 1984年刊の『新潟県史 資料編23 民俗2』所収、柳平則子による機織り信仰の調査記録に基づく。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ