たいしどうまえのはし
太子堂前の橋
国内
場所・異界
- どんな話か
- 聖徳太子を祀る堂の前に架かる橋を雨夜に渡ると、提灯の火が必ず消されるという。
- 細部
- この土地には聖徳太子を祀った堂があり、その前を通る橋には決まった怪異が言い伝えられていた。雨の降る夜にここを渡ろうとすると、手にした提灯の明かりが必ず吹き消されてしまうのだという。何者の仕業とも語られず、条件と結果だけが端的に伝わっている点にこの話の特徴がある。橋という境目、雨の夜という条件、灯りが失われるという結末が揃っており、渡ることの危うさを説く境界の怪異の典型といえる。
- 広まり方
- 1933年の『民俗学』に載る太刀川総司郎「三浦三崎の「でつと」その他」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県横須賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ