はっぴゃくびくに
八百比丘尼
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 平安時代、人魚を食べて800歳になっても死ねなくなった女性が若狭の洞窟に住み、山姥となって春を告げて歩いたという伝説。
- 細部
- 平安の時代のこと、豪農の家に生まれたとも伝えられるひとりの女性が、人魚の肉を口にしたことがあったという。その結果、彼女は八百歳になっても死ぬことができない体になってしまった。死にたくても死ねないという深い悲しみを抱えたまま、彼女は諸国をさまよい歩き、やがて若狭国の洞窟に住みつくようになる。いつまでも若い姿を保ったまま長い年月を生き続け、山姥として椿の枝を杖代わりについては里へ下り、春の訪れを告げて回ったという伝説が残されている。
- 広まり方
- 1968年の『みなみ』に掲載された石田豪澄「南知多の珍しい草木」に記録がある。
- 地域
- 愛知県南知多町
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ