はんげさま
半夏様
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 大量の豆をまき終えられず日没を呼び戻してまで作業を続けた末に高熱で亡くなったという、半夏の名の由来にまつわる長者の伝説。
- 細部
- 夏至から数えて十一日目にあたる日を半夏生、あるいは半夏と呼ぶが、この呼び名には一人の長者にまつわる由来が語られている。裕福だった半夏様という人物が豆まきを始めたものの、量があまりに多くその日のうちに撒き終えることができなかった。そこで沈みかけた夕日を呼び戻してまで作業を続行させ、なんとか豆をまき終えたが、その無理がたたって半夏様は高熱を出し、そのまま亡くなってしまったという。日没を操るほどの力を持ちながら、自らの仕事のために命を落とすという皮肉な結末を持つ由来譚である。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編22 民俗1』(1982年)第4編・大竹信雄による「半夏」の項に記録がある。
- 地域
- 新潟県南魚沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ