はくはつのろうじん
白髪の老人
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 継母に虐げられ実母を捜す子が、白髪の老人に導かれて洞穴墓で亡き母と再会するが、母は骨が石に肉が土になり戻れないと語る、マンマ口説の一節。
- 細部
- 伊仙町に伝わる口説「マンマ口説」には、三歳で生みの母を亡くし継母にいじめられた子供が、実母を捜し求めて旅に出る筋立てが語られている。行く先々を探しても母の姿はどこにも見つからず、浜辺まで下りていくと、そこで白髪の老人に出会い、洞穴の墓の中に母がいると教えられる。子供が墓を訪ねて共に帰ってほしいと願うと、母の霊は、自分の体はすでに骨が石に、肉が土に変わってしまったので戻ることはできないと答えた。そのかわりに朝夕仏壇へお茶を供えてくれれば、作物を守ってやろうと語りかけたという。
- 広まり方
- 2001年の『徳之島郷土研究会報』に掲載された松山光秀「徳之島「口説」の世界」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県伊仙町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ