はかいしのそこからきこえるこえ
墓石の底から聞こえる声
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 奉公先の主人に手討ちにされた貞子の恨みの声を若者が聞き、神符を剥がすと主人が化け物に殺されたという。
- 細部
- 二人の若者が、ある墓石の底から悲しげな声が聞こえてくるのに気づいた。声の主は貞子という娘で、奉公に上がっていた先で主人の子を誤って死なせる過ちを犯し、その咎めで手討ちにされたことを恨みに思っていた。話を聞いた若者たちは、貞子を手にかけた主人の家の門に貼られていた神符を剥がしてやった。すると翌日、その主人は正体不明のバケモノにのどを噛み切られて死んでいたという。奉公人の恨みが神仏の加護を失わせ、報いをもたらした話として伝わっている。
- 広まり方
- 1976年の『秋田民俗』に村上薫が「北秋の口承文芸報告」として記録した。
- 地域
- 秋田県大館市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ