ぐんだりさん
グンダリサン
国内
場所・異界
- どんな話か
- 軍刀利神社の祭神グンダリサンの伝説が、上野原棡原の井戸・坂・地名の由来として複数語り継がれている。
- 細部
軍刀利神社に祀られるグンダリサンをめぐっては、景行天皇の時代に蝦夷征伐でこの地に滞在したという伝説があり、その滞在地イドコロがのちにイド(井戸)という地名になったといわれる。また、グンダリサンが草をなぎ倒して山に登り様子をうかがった坂はクサナギ坂と呼ばれ、のちにサナギ坂(蛹坂)に転じたとも語られる。ほかにも、軍用金の黄金を隠したというカミクラ(神倉)がカミムラの地名に、休息したという石が休み石に、馬を飼っていた窪地がマケエクボに、耕していた田がコウノタにと、地名の由来がいくつも結びつけられている。
天明年間には日照りが続いた際、グンダリサンにゆかりのカツラの木の根から水が湧いて人々を救ったといい、顔や刀を洗ったという手水鉢の水は、かき混ぜて濁らせると雨乞いになり、疣に付ければ疣が治るとも伝えられている。
- 広まり方
- 1979年の『井戸の民俗 山梨県北都留郡上野原町棡原』(都留文科大学民俗学研究会)が、神社と祭りの章で軍刀利神社にまつわる地名伝説をまとめて紹介している。
- 地域
- 山梨県上野原市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ