ごぜんぶちのながしばた
御前渕の流しバタ
国内
場所・異界
- どんな話か
- 御前渕でベンバナ摘み中に消えた娘は淵の中で機を織っており、盆に流しバタをしないとケチがつくという。
- 細部
- 田人町の御前渕では、娘がベンバナを摘みに行った際に御前様に魅入られて淵に引き込まれてしまったという。後日、ある男がこの淵に鉈を落として拾おうと潜ったところ、その娘が中で機を織っているのを見つけた。男は口止めをされたうえで機を持たされて帰されたが、その布はいくら切っても無くならないため不思議に思ってほぐしてみたところ、ほぐし終えた瞬間に男は死んでしまったという。盆の十六日にはこの淵に対して流しバタという行事を行わなければケチがつくと伝えられている。
- 広まり方
- 1956年の『民俗採訪』所収、福島県石城郡田人村の調査記録に基づく。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ