ごきあらいぶち
ゴキアライ淵
国内
場所・異界
- どんな話か
- 田植えの時期に荘川のゴキアライ淵へ呼びかけると椀を貸してくれたが、欠けたまま返した年から二度と貸してくれなくなったという。
- 細部
- 荘川町に伝わる話者の家では、先祖の代から田植えの時期になるとゴキアライ淵に向かって呼びかけ、必要な椀を貸してもらう習わしがあったという。長らくこのやり取りは続いていたが、ある年、借りた椀の一つを欠けさせたまま返してしまったところ、翌年からは何度呼びかけても椀を貸してくれなくなってしまった。淵に住むガワルから借りていたのかどうかについては、話者自身にもはっきりとは分からないとされている。器物を貸してくれる淵という椀貸し伝説の一種として、粗末な扱いへの戒めが込められている。
- 広まり方
- 1972年の『文化人類学研究会会報』掲載、南山大学文化人類学研究会「岐阜県大野郡荘川村野々俣地区調査報告」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ