ごだいごてんのう
後醍醐天皇
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 南朝の後醍醐天皇の霊が天災を招くほど憤っていると恐れられ、足利尊氏・直義が天龍寺を建てて弔うことで世を鎮めようとしたという。
- 細部
- 軍記物語『太平記』に記された話である。南朝方の総帥だった後醍醐天皇を相手どった戦さに勝ち、のちに幕府を興した足利尊氏とその弟直義のもとへ、ある人物が進言に訪れたという。このところ相次いでいる天変地異は、亡き後醍醐天皇の御霊が激しい怒りをたぎらせているせいであり、もはや人の力でどうにか鎮められるものではない、と。そのうえでこの人物は、天皇の菩提を弔うための寺を新たに造営すれば、荒れた天下もようやく静まるだろうと説いたという。この進言が、のちの天龍寺創建につながったとされる。
- 広まり方
- 伝承文学研究2002年掲載、西山美香「室町幕府初期政権における法観寺八坂塔、利生塔の<縁起>としての聖徳太子・浄蔵説話」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 室町時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ