げんかいのにゅうじょうせっかん
源海の入定石棺
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 大地震で崩れた石棺から現れた入定僧の遺骸が、川に流されてもなお崩れなかったと伝わる。
- 細部
- 弘化四年に信濃を襲った大地震のとき、小市よりやや上流にあたる場所で、源海という僧が入定したと伝わる石棺が水に洗われて崩れた。中から現れた亡骸は筋も骨も損なわれずそろっており、そのまま川へ押し流されても骨格は形を保ったままだったという。入定した高僧の身体は朽ちないという信仰が、災害という思いがけない機会に目に見える形で確かめられた出来事として書き留められている。随筆に記された地震見聞のなかの一挿話である。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』所収、西田直養『筱舎漫筆』に記録がある。
- 地域
- 長野県長野市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ