がらんさー
ガランサー
国内
場所・異界
- どんな話か
- 水田にある竜宮社はガランサーと呼ばれ、干拓の際に人柱となった十九人の女性を祀った社だと伝わる。
- 細部
- 鏡町の水田の一角に竜宮社という小さな社があり、地元ではガランサーまたはガラン様と呼び親しんでいる。伝えによれば、この一帯はもともと海であり、干拓の工事が行われた際に、十九人の女性が人柱として土中に埋められたのだという。その犠牲になった人々を弔うために建てられたのがこの社であるとされる。また、社が建てられる以前、この場所には狐が棲みついており、近寄りがたい恐ろしい土地だったとも語り継がれている。海だった土地が水田に変わり、人柱の伝承と狐の伝承が重なり合って一つの信仰の場になっている点が特徴的である。
- 広まり方
- 1967年の『民間伝承』所収、小野重郎「ガランドン(伽藍様)」に記録がある。
- 地域
- 熊本県八代市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ