がんざわのしみず
がんざわの清水
国内
場所・異界
- どんな話か
- 社殿を再建しない限り水は出さないという神託があり、宮を建て直すと清水が戻った話。
- 細部
- 天保年間、氷沢神社が火事で焼失した。氏子たちは再建の力が及ばず、そのままにしていたところ、それまで一度も涸れたことのなかった社の脇の沢の清水が止まってしまう。困り果てて行者に伺いを立てると、氷沢神社の御神体が姿を現し、社を元通りにしなければ水を出さないと告げた。氏子たちが新たに宮を建てると、はたして水は再び湧き出したという。水源の枯渇という具体的な不都合を、祭祀の怠りへの神の意思として説明する型の伝説である。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』の口頭伝承、水の伝説(細川修・松本清人)に記録がある。
- 地域
- 長野県上田市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ