がんせきのおちてくるおと
岩石の落ちてくる音
国内
場所・異界
- どんな話か
- 小鹿野町の牛首峠にまつわる話で、夜そこを通りかかった際、岩が崩れ落ちるような音がしてどうしても先へ進めず、道を変えて引き返したが、実際には石が落ちた跡などなかったという。
- 細部
- 小鹿野町の牛首峠に伝わる話。ある夜、この峠にさしかかった者が、どこからともなく岩の崩れ落ちるかのような重々しい響きを耳にした。その音に阻まれるかのようにどうしても先へ足を運べず、やむを得ず別の道を回って戻ったのだという。ところが後になって調べても、実際にその場所に石が転がり落ちた痕跡は見当たらず、音だけが響いていたことになる。姿の見えない何かが峠を行く者を拒んでいたかのような、正体不明の怪異として語り継がれている。
- 広まり方
- 1953年刊行の『民俗採訪』のうち、國學院大學民俗学研究会による「埼玉県秩父郡倉尾村」の調査記録に収められている。
- 地域
- 埼玉県小鹿野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ