がきいど
ガキイド
国内
場所・異界
- どんな話か
- 宝塚市長尾町の天神川沿いにある泉で、ただ恐ろしい井戸とだけ知られるが、ある老婆は死期を告げる水だと語ったという。
- 細部
- 宝塚市長尾町を流れる天神川のほとりには、ガキイドと呼ばれる泉がある。水は青く澄んでおり、見た目には美しいが、地元では長らくただ恐ろしい井戸だとしか説明されず、なぜ恐れられているのか具体的な理由を語れる者はいなかったという。そうした中、ある一人の年配の女性だけが独自の言い伝えを口にしており、病を患っている人がこのガキイドの水を飲みたいと言い出したときは、それはもう臨終が近いことを示す兆しなのだと語ったと伝わる。泉そのものの由来や祟りの詳細は失われたまま、水を飲みたがるという一言が死の予兆として結びつけられている点が、この話を独特なものにしている。
- 広まり方
- 1940年の『民間伝承』所収、辰井隆「妖怪名彙に寄す」に記録されている。
- 地域
- 兵庫県宝塚市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ