ふうらいみさき
風来みさき
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 多度津では水死した身元不明の魂を風来みさきと呼び、樒の葉を流す流灌頂で弔うが、取り憑きやすい霊とされている。
- 細部
- 多度津町では、水難で命を落としながら身元も分からず、成仏できずにさまよっている魂のことを風来みさきと呼んでいる。こうした霊を弔うために樒の葉を水に流す流灌頂という供養の方法がとられてきた。風来みさきは他の霊に比べて生きている人に取り憑きやすいとされ、島の暮らしのなかで供養を怠ることのないよう気を配られてきた。丸亀市手島町に伝わる風来みさきも同じ呼び名を持ち、祀り手を欠いた霊への恐れが讃岐の島々に広く共有されていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1996年の『香川の民俗』に西山市郎が発表した「仲多度郡多度津町高見島の葬送について」に記録がある。
- 地域
- 香川県多度津町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ