ふたつい
二つ井
国内
場所・異界
- どんな話か
- 後妻に虐待され僧に呪殺を頼まれた先妻の子2人は死なずに育ち、一人は大寺の住職となり、呪いの穴から清水が湧くようになったという。
- 細部
- 高清水に伝わる話では、後妻が先妻の残した二人の子を疎んじて虐待し、ついには大寺の僧に頼んで呪い殺してもらおうと、二つの穴を掘らせたのだという。ところが子供たちは死ぬことなく無事に成長し、やがてそのうちの一人が大寺の住職にまでなったと伝えられている。呪いのために掘られたはずの二つの穴からは、のちに清らかな水が湧き出すようになり、その二つの湧き水にちなんでこの地は二つ井と呼ばれるようになったという。憎しみのために掘られた穴が、恵みの水源に転じたという筋立てが印象的な地名由来譚である。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』伝説・水の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県栗原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ