ふりょうになるいそ
不漁になる磯
国内
場所・異界
- どんな話か
- 船をぶつけると魚が獲れなくなるとされた磯があり、漁師はそこを忌み避けた。
- 細部
- 海には触れてはならない岩があると考えられており、そこへ船体を当ててしまうとその後の漁が振るわなくなると言い伝えられた。具体的には野忽那の城の台の鼻や、阿弥陀山の鼻にある岩がそうした場所として挙げられる。うっかりぶつけることそのものが忌みごととされ、漁師はこれらの岩を避けて船を回した。漁獲の不振という結果を特定の地点との接触で説明する考え方で、航路の危険な箇所を避けさせる実際的な効果も伴っていたと考えられる。
- 広まり方
- 1968年の『あゆみ―忽那諸島の民俗―』(森正史監修)の村のなりわい・漁業の章に記録がある。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ