すのさきのしおじをわたるふなゆうれい
州崎の潮路を渡る船幽霊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 潮の流れが激しい州崎の海には、船幽霊や難船した亡霊が恨めしげな歌を歌いながらやって来るという。
- 細部
- 安房国の州崎には潮の流れがとりわけ鋭く、そこへ入り込んだ船は抜け出せない場所がある。船幽霊や難船して亡くなった者の霊は、その潮路に乗ってやって来るが、州崎まで来ると動きを止め、恨みを帯びた舟歌を歌う。潮の激しい海域と亡霊の訪れを結びつけた話で、藤沢衛彦「海から呼びかける怪異」として1926年の『伝説』に記録されている。
- 広まり方
- 『伝説』1926年掲載の「海から呼びかける怪異」(藤沢衛彦)に記録された海の怪異譚。
- 地域
- 千葉県館山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ